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2018年02月03日

琉球開闢神話と耶蘇

散歩をしていてふと空を見ると『中山世鑑』に記された琉球國開闢神話を思い出しました。



遥か昔、天帝が阿摩美久を呼び、
「この下に神の住むべき霊地がある。だが、まだ島の形になっていない。降って島を創造せよ」と命じた。
阿摩美久が降りると確かに霊地ではあるものの、東西から波が押し寄せ、混沌としていた…私の記憶より…なので不正確かもしれませんが、こんな感じだったと思います。

コレって『聖書』にある創世記に似ている。
そう思うのです。このあと阿摩美久は、天にある木土を使い、七つの土地をつくる。
まずは国頭安須森…さはや(斎場御嶽)…
コレが現在、琉球七嶽と呼ばれる御嶽となる。
七つのという数字。
ここも通じるものを感じます。

『中山世鑑』(1650年)の筆者、羽地朝秀は巷に残る話と、識者を集めてコレを書いたとしています。
羽地あるいは識者の中に、聖書を理解している者がいて、世界はこうして作られたと創世記を引いたのでしょうか?
家康以降の禁教政策により迫害され琉球に逃げ延びた人々がいたのでしょうか?
うーんあり得る話ですね。
沖縄の風習にも、いくつか彷彿させるものがありますが、またいずれ書きます。


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Posted by かかずひとさ at 08:45│Comments(0)つれづれ沖縄文化
 
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